□ 月経前症候群とは
PMS(Premenstrual Syndrome)は、生理の始まる10日前位から下腹部や乳房の痛みなどの身体的な症状・イライラ感や憂うつ感などの精神的な症状が現れます。会社や学校に行けないくらいつらく、日常生活に支障をきたしてしまう病気です。
原因は特定されていませんが、主に生理に伴うホルモンバランスの変化が原因と言われています。
□ 主な症状
・イライラ感 ・落ち着かない ・疲労感 ・物事への過敏な反応 ・うつ症状
・怒りっぽくなる ・悲しくなる ・腹部の膨張感 ・不快感 ・乳房の膨張刊、痛み
これらの症状により周囲と衝突したりして生活にも影響が出てきてしまいますが、月経の開始と同時に何事もなかったかのようにおさまります。
□ 治療方法
仕事や日常生活に支障が出るようであれば「生理が始まれば治るのだから」と我慢せず、早めに受診してください。
抗不安薬や漢方薬などの薬を使う事で治療可能です。
しかし、「薬を服用してよくなった」と服用をやめると症状が出てきてしまいますので、指示された期間・治療方法を守っていきましょう。
あまりに症状が重い患者さんには、婦人科での治療(ピルの服用)などお勧めする場合もあります。
婦人科へのご紹介もできますので、まずはご相談ください。